2月7日(金)
群馬県地球温暖化防止活動推進員の全体研修会のち、
動物写真家:小原 玲氏による講演会
「好きなものは大事にしたい」
を、開催しました。
●小原 玲(おはら れい)氏プロフィール
【動物写真家。1961年東京都生まれ。 米国写真通信社の報道写真家として 天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。 天安門事件の写真では米国LIFE誌のThe Best of LIFEに選ばれた。 アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。 アザラシ、マナティ、プレーリードッグ、 日本のホタルの写真などで写真集を出版。 小学国語の教科書「こくご1下」(教育出版)には シロクマの写真物語が掲載されている。 20年以上に及ぶカナダの流氷での取材を通して、 地球温暖化による流氷の異変を目撃、 それを伝える活動を続けている。 著書、写真集に 「流氷の伝言ーアザラシの赤ちゃんが教える地球温暖化」 「ほたるの伝言」(教育出版)、 「アザラシの赤ちゃん」(文春文庫)など多数。】
ご自身の作品を掲げながら、 大変わかりやすい言葉と例えを駆使して、
たくさんのことを伝えて下さいました。
身近な例えで皆がうなずいていたお話しを一つご紹介します。
「よかれと思ってする行為」:小原さんの講演の一部
私は日本全国に仕事で行く機会が多いので、 妻によかれと思って饅頭をお土産に買って帰った。 しかし、妻はニコリともせずに不機嫌になってこう言った。 「あなたは私と結婚して18年も経つのに、 私が漉し餡好きでつぶ餡が嫌いだと、まだわからないの?」
よかれと思って買って帰ってあげたのに、 感謝しないうえに、文句を言うとはなにごとか!と、憤慨をした。1000円も出して買った饅頭には文句を言うが、 100円・200円の可愛い鉛筆や消しゴムを土産にすると、 にっこりしてとても喜ぶ妻のことを考える機会になった。
地球の自然に対する時も同じではないかと気づいた。 「よかれと思ってする行為」は自己満足に過ぎず、 対象が何を欲しているのかを考えるのが大事だと。
小原玲さんの写真は見る者の心をグっと掴みます。
ぐいっと掴まれたまま涙がこぼれます。
あたたかい涙です。
今回、小原玲さんを推薦してくださったNさん、Uさん、
本当にありがとうございました。〈S〉
<おしらせ>
・2月の集いは2月20日(木)10時~『生ごみ処理のいろいろ』
・3月1日(土)10時~Mサポ祭り 元気21の1階Mウェーブ前と3階会場にて♪
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